No ROASSO No LIFE

「県民に元気を」「子ども達に夢を」「熊本に活力を」今回の熊本地震により被災された皆様にお見舞い申し上げます。 このブログはロアッソ熊本のサポーターである私が感じたロアッソ熊本こと、熊本の復興に向けて思うこと、そして私がうまれた益城町のこれからについて思うことを綴っていきたいと思います。

悔しさが帰ってきた:#15 ロアッソ熊本vsFC町田ゼルビア

うまスタの代替開催地であるノエビアスタジアム神戸。先週の水戸戦@日立柏サッカー場に続く代替開催地でのホームゲーム。


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この日も関西のJリーグファミリーをはじめ、たくさんの方々に支えられ、ロアッソ熊本のホームゲームを開催。

三宮の駅では熊本からやってきたサポーターの方に遭遇。思わず声をかけてしまった。
「現地でみんなでロアッソ熊本て叫んですっきりしたかもんねぇ。毎日片づけばっかだけんね。」
そう言ってはなしてくれた年配のご夫婦は僕の実家の隣町の方だった。

そう。毎日の片づけでみんな疲れてると思う。僕も3週間ほど実家の復旧作業したけど、無くならないがれきの山、使えなくなった家財道具の数々。

「ばってんここまで来れるだけよかとよ。なんさん楽しみたい。生き甲斐だけん。」

生きがい。
まさに、その通りである。

スタジアムにつくと、ヴィッセル、ガンバ、セレッソをはじめとした関西のサッカーファミリーのみなさん、そしてこの日も、熊本、関東、関西から駆けつけたロアッソ熊本サポーターでにぎわっていた。


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町田サポーターにも再会。
町田とは、個人的には木島良輔、鈴木祐輔の両選手が移籍してからのつきあいで親交が深い。この日も町田のサポーターからもあたたかいことばをかけてもらった。野津田では募金活動にも参加させてもらって本当に感謝。

神戸サポーター連合のみなさんからも試合前に激励のことばをかけていただいた。こうやってたくさんのみなさんに支えられ熊本が成り立っている。そう感じずにはいられない。


この日のスタメンを見ても、少しずつ戻りつつあるメンバーに期待せずにはいられない。水戸戦からまた一つ進んだなと。

応援にも力が入る。
たくさんのJリーグファミリーとともに、熊本に力を送る。
後少し。もうすこし。
90分走りきり、そして最後までゴールを追い続けた選手たち。


1点が遠い。
本当に遠い。もっと楽になってもらいたい。背負うものが大きすぎる。少しでも変わってあげることができるのなら。

試合後、真っ先に他の選手たちを煽るようにやってきた巻と清武。その目に僕たちはどう映っただろうか。声は届いただろうか。

熊本にどれだけの試練を与えるのかなって帰り道何ともいえない気持ちになった。だけど、乗り越えなきゃいけない。

悔しい。本当に悔しい。
でも、この感覚が戻ってきた。

まず1点。

1点のために、また今日からスタートしよう。

たくさんのサッカーファミリーの皆様、そしてヴィッセル神戸フロントの皆様、サポーターの皆様、本当にありがとうございました。


県民に元気を
子ども達に夢を
熊本に活力を