熊本地震からもうすぐ9ヶ月。率直な今の気持ち。
とてもとてもお久しぶりです。
9月以降、熊本にも毎月行き現場を目で見て、東京で開催される復興支援系のイベントに自分が可能な限り参加し、減り続ける報道にいらだつだけでなく、可能な限り発信していきたいという思いで走り続けました。本当はこのエントリーも年末に書きたかったのですが、書いては消し、書いては消し、なかなかまとまらない中でついに年越ししてしまいました。笑
おかげさまでロアッソ熊本も震災後の開催、遠隔地でのホーム開催、夏場の超過密スケジュールを経て残留争いを勝ち取りました。ロアッソ熊本が熊本に残してくれた+ONEはとてもとても大きい+ONEだったと思います。この振り返りと今季にかける思いは別のエントリーで。
↑写真はホーム最終戦vsFC岐阜。ここでJ2残留を勝ち取る
↓アウェイ最終戦vsセレッソ大阪
さて、9月以降、僕自身ロアッソの応援もありましたが、たくさんの復興支援系イベントに顔を出しました。全部は数えてませんが、小さな飲み会まで含めると20~30近くのイベントに顔を出させてもらいました。復興支援イベントの目的としては「熊本への直接的支援」だけでなく広報的な側面も当然あると思っています。僕自身の中ではどんなイベントにおいても参加してくれる方がいかに「当事者意識を持つか」ということを軸に復興支援活動についていろいろと考えていました。
独りよがりの一方的な支援では熊本にとって喜ばれることもあるかもしれませんが、迷惑になることだってあるかもしれません。いろいろなイベントに参加してきてこのあたりの線引きってとても難しいなと思いました。主催者の自己満足ではいけない。だけど、やらないよりもやった方がまし。そのバランスって本当に難しいですよね。
地震があって以降、この「当事者意識を持つことができるか」「一方的な支援になっていないか」という点については、私自身本当に考えさせられました。やるイベントやるイベントでその2点との葛藤でした。
今私自身がやっていることは、はじめて熊本地震の現実に触れた人が「明日僕の街で起こったらどうするのか」「明日私の街で起こったらどうするのか」を考えるきっかけになるのだろうか。「今の熊本にもし僕が居たら一体どうするのか」など。とても定性的ではかることは難しいかなとは思います。
少し力みすぎているのではないか。自分自身そう振り返ることもありました。
10月11月12月と時間が進んでいく中で、僕が生まれた益城町も少しずつ景色が変わってきました。倒れかけた幹線道路沿いの家々は更地になっていたり、こんなに見晴らしがよかったかと思うほどにきれいになった状態には本当に胸が痛みました。一方で私の実家はというとまだ解体待ちの状態。きっと解体業者さんも休日返上で大変なことだろうとおもいます。本当に感謝しかありません。
何度か開催したロアッソ熊本東京応援団のイベントや、熊本県人会でお会いした方々に話したことがありますが、熊本県人はこれから死ぬまで復興と向き合っていかなければなりません。だからこそ一人一人が「できるこつばでくるしこ」やっていくことって必要だと思うんです。でも今はそのでくるこつばでくるしこより少しアクセルを踏む段階なのかなとも思うわけです。なんか矛盾してますよね。笑
とにかく心配なんです。このまま風化しそうになることが。
今回は今の率直な気持ちを書き殴ってしまいましたが、次回はこれまで参加したイベントや支援活動を少し紹介してみたいとおもいます。